狩猟伝承にみられる狩人の名。
この名をもつ二人、または磐司が姓という一人の狩人でまたぎの祖先という。磐次磐三郎とも書き万治磐三郎ともいう。
仙台市西方奥羽山脈を越える二口峠に磐司岩という巨岩が対立した場所があり、ここが磐司磐三郎の住処であったと伝え、また山形立石寺の山中を狩場としたともいう。
・・・この伝承は、もと次郎・三郎と呼ばれる二人の狩人が、一方は山の神を援助してその礼に獲物を授けられ、他方はそれを断って山の幸を失ったという運勢の優劣を説明する神話の大系からくるものであったと思われる。
・・各地に諸説あり・・