境野館 跡

所在地:仙台市太白区秋保町境野

豊後館 跡 この館は秋保氏17代勝盛の弟、境野盛久が境野・新川村の割譲を受けた際に築いた居館である。
 境野舘は山城と平城からなり、山城は分家以前から戦いのための実戦用の前線基地として機能を持つ館であり、 平城部分は境野氏が分家の際に居住用として築館整備されたものである。
 平城は獺沢が2本に分岐する内側に位置し、廻りは断崖で囲まれた突出丘陵という自然の要害の中に約1ヘクタール余りの平場を有し、 空堀を巡らすとともに居館が配置されていた。平城の背後には「大旗山」を主体とした山城があり、 何層かの土壇と平場の跡が確認されている。


境野館 跡


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